はじめに

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このホームページは、東大京大をはじめとする旧帝大、国公立大や旧設私立の医学部、一橋大、早慶上智理科大など全国難関大学の志望者を対象としています。

上記大学の過去問を解き始める前に、教科書や構文集とは違う実戦的な形で重要事項を整理したい受験生、またさらには、教科書や構文集の内容はある程度マスターできているはずなのに、大学別対策の模擬試験や過去問をやると急に出来が悪くなる、といった悩みを抱える受験生に絶大な効果があるものと確信します。

「今年の芥川賞の該当者はなし」ニュースで耳にしたことはありませんか。
文学賞選考という「場」においては、こういったことがよく起こります。
【受賞=目標】を達成するための、満たすべき基準は「賞に相応しい作品か」という絶対的なものです。

しかし皆さんがこれから挑む入試という場は違います。
「受験生が絶対的な基準に到達していないので、今年度の合格者はなし」などということはまずありません。
入試という「場」において【合格=目標】を達成するための、満たすべき基準は「他の受験生との点差」という相対的なものです。

さらに、受験生は10か月という勉強期間、特に現役生なら、高等学校の行事・部活との両立といった様々な制限があります。
また、英語だけを勉強しているわけではありません。他の科目に割くための時間も確保せねばなりません。
入試という「場」において、【時間=資源】は 有限 なのです。

「場」に合わせて、最適の方法をとらねばなりません。
まさに今、私たちが立っている「場」をしっかり意識することから全ては始まるのです。

入試という「場」においては、【時間=資源】の有限性を受け入れ、競合する他者に1点でも差をつけるためにどういった方法をとるのが最適かを考えることが最も重要です。そのために必要な考え方を、本書では「戦略思考」という形で具体的に提示します。

戦略思考は、以下の3つの考え方で成り立っています。

  1. 入試という「場」での競合相手との「差」を常に意識し、あらゆる可能性を事前にシミュレーションしておくこと
  2. 膨大な量の枝葉末節なノイズに踊らされることなく、真に重要な情報に集中すること
  3. 知らぬ間に染みついた固定観念を打破し、現象の表層ではなく、根本まで深く掘り下げて考えること

戦略思考によって、これまで、無意識のうちに身についていた捉われ、思考の癖から自分を解き放ち、より深く思考できるようになるのです。

本質的な、深い思考力こそ、難関大学合格に求められるもっとも重要な資質なのです。

「関係代名詞の直後に I think (I say) があれば関係代名詞連鎖だ」とだけ覚え、
「強調構文は新情報を強調する」と思い込み、
「倒置は強調のため」とだけ習った、
「仮定法の例文にいつもカンマがついていた」本でずっと勉強してきた、
「localは『田舎』ではなく『地元の』だ」と単語集の知識を鵜呑みにしてわかった気になっている、
こういった受験生は、入試という「場」で、無名のその他大勢にはなれるかもしれません。
(こういった人がする受験を「記念受験」といいます)
しかし、その他大勢に一点でも差をつけて、輝かしき栄冠を手中に収める一握りの合格者には決してなれません。

頑張っているのに、模擬試験や過去問といった実戦的な駆け引きが必要な問題で結果が出ない、そういった悩める受験生が、このホームページをきっかけに自分の中の壁を破る大きな一歩を踏み出されることを希望します。

(『登木健司の英文読解が戦略的にできる本』より抜粋)

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登木健司の戦略思考 英文読解講義

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