戦略講義7
not…resist

入試問題研究

次の英文を訳せ。

The Ming just couldn’t resist the temptation of simply printing more money.

【早稲田大】

注 The Ming 明(中国の王朝)

戦略講義

resistは、否定文で用いられることが多いのです。
can’t resist…の形で「…に抵抗できない」=「どうしても…してしまう」という意味になります。

resistを単語集で暗記するなら、単独でその意味だけを暗記するだけではなく、実際の英文でよく遭遇する形で覚えたほうが得策です。
また、can’tの部分が変形され、
it is impossible to resist…
it is hard to resist…
となることがあります。
impossible「不可能」やhard「困難」は、can’t「できない」と同じく否定的な意味ですから変形されることがあるのです。
変形されても根本的に言いたいこと(根本命題)はほぼ同じです。「…に抵抗することが不可能だ・困難だ」=「どうしても…してしまう」という意味になります。

can’t resist…の場合、さらにその後に続く単語にも出現率が高いものがあるようです。
temptation「誘惑」という単語が後ろに続くパターンが多く、can’t resist the temptation of …「…の誘惑に抵抗できない」=「どうしても…してしまう」
の意味で用いられることが多いのです。
さらに、temptationの部分が変形される場合があり、
can’t resist the urge to do…「…の衝動に抵抗できない」=「どうしても…してしまう」
となりますが、根本命題は同じです。

★今回の問題ですが、早稲田大学の法学部2013年の問題からでした。拙著「戦略的に…」の中で、別の年度の早稲田大学の実際の問題の中でもこの表現について講義しました。
もちろん早稲田以外の難関大学でも国立私立問わず狙われるものですから是非チェックしておきましょう。

justは、否定語の前で用いて「少しも(…ない)」や「とうてい(…できない)」の意味で、否定語を強調しているのです。
国立大学なら下線部和訳で出題されるポイントです。
この問題について、某解説集には「ちょうど、ただ」などと訳されていますが、誤訳です。

明朝は多くの紙幣を印刷するという誘惑にとうてい抵抗できなかった。

戦略公式

否定文で使われるresistに注目せよ!

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登木健司の戦略思考 英文読解講義

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